みなさまこんにちは!
立冬を過ぎ、年末が近くなってはいますが、石垣島はまだまだ温暖な日が続いています。
夏のにぎやかな石垣島も好きですが、秋冬の穏やかな島も味わい深くて、とってもいいんですよねー
毎年思うことなのですが、11月って意外と晴れて暖かい日が多いなーって。
この時期にひとりで気ままに出かけたり、子どもをつれてビーチを歩いたり、野山を散策したり、
気軽に外を歩ける、歩きたくなる季節なんです。
さて、そんなときにぷらっと立ち寄れるおすすめスポット「しらほサンゴ村」、
そこで日曜日に開催されている「白保日曜市」をご紹介します。
白保サンゴ村は、ホテルミヤヒラから車で25分、石垣空港に近い場所にあります。
白保郵便局前の交差点を海側に入る。塀の看板が目じるしです。
日曜市が開催されているときは、黄色ののぼりが立っているのですぐにわかりますよ!
集落内に入ってまっすぐ、400メートルくらいで到着。
日曜市は朝10時~13時、早い時間に訪れましたが、すでにたくさんの人で賑わっていました。
こちらは白保で作られた加工食品や野菜たちです。
パパイヤ、うるずん豆、スターフルーツ、ナーベラーなど、どれも聞きなれないかもしれませんが、
地元ではおなじみの食材たち。
うるずん豆とは四角豆のこと。天ぷらやおひたしにして食べると、歯ごたえがあってとってもおいしいんですよ!
パパイヤは煮ると冬瓜のようにやわらかくなり、
チャンプルーやお漬け物などにするとシャキシャキして、こちらも島の定番。
ナーベラーとはヘチマのことです。お味噌汁に入れたり、炒めものに入れたり。
どれもこれも採れたて新鮮、見ているだけで楽しい食材たちです。
織物やてぬぐい、焼き物など、ひとつひとつ島の方たちの手作りです。もちろん全て一点もの。
「あんまぁーのアンダーミシュ」。白保のことばで「おかあさんの油みそ」という意味です。
石垣島のお味噌は古くから米味噌が主流。こちらは豚肉やシイタケなどが入ったおかず味噌になっているので、
おにぎりの具財や、キュウリスティックのトッピングなど、ほかにも炒めものの調味料として、幅広く使えます。
沖縄ではコンビニでも油みそのおにぎりが定番、地元では長年愛されている食材です。
「このパッケージ、石垣島内でよく見かけるけど白保で作られていたんだー」と
ここへ初めて来たときに知って、それ以来、町中の商店などで見かけたらついつい買ってしまいます。
お土産にぴったりの瓶詰商品もありますよ。
こちらで販売されているのは地元で採れたさまざまなハーブで作られたお茶。
月桃茶、カンバラ茶、みなが茶。。。どれも聞きなれない名前ですが、「みなが」とは白保のことばで「お庭」の意味。
お庭のハーブを摘み取ってブレンドしたお茶だそうです。
とにかくどれも爽やかで、香りをかぐだけでほっと一息、なんだか気分が落ち着きます。
自宅用に、お友だちへのちょこっとおすそわけ用に。ティーパックで小さいサイズから買うことができます。
この日は横目研究所の三線ライブがありました。
何はなくとも三線があれば、というのが八重山スタイル。
その場にいる人たちが踊りだせば、みんな笑顔でこたえます。
この日は白保ブランチ「かなっぱセット」をいただきながら、音楽を楽しみました。
白保日曜市を運営している人たちはみんな白保村の地域住民。
「失われつつある村の美しい自然や伝統的な暮らしを後世に伝えたい」と、地域のひとたちが手を取り合い、
スタートさせたのは2005年9月のこと。当初は月1回の開催でしたが、年々その人気が高まり、
2012年以降は毎週開催されることになりました。
今では地元の方以上に観光客が多く訪れるとか。
白保日曜市での売り上げの一部は、サンゴ礁保全活動や地域のこどもたちへの環境学習に使われています。
白保日曜市の運営母体である「NPO法人夏花」さんは、白保日曜市をはじめ、白保集落の伝統文化、自然環境の保全・継承、
地域の活性化などの村づくりに関わる活動をされています。
「白保村での取り組みが、ゆくゆくは沖縄の各地域で地元の方々に広げていきたい。」と事務局スタッフの普天間さん。
何よりそこにいる人たちの楽しそうな笑顔が白保村の魅力を表現しています。
おなかいっぱい胸いっぱい、今日も幸せな気持ちで「また遊びにくるねー!」と声をかけて帰ります。
ちなみにこの日は11月の中ごろ、
最後にかき氷までいただきました。
思っていた以上にここで時間を過ごしてしまいますので、空港に行く途中にちょっと寄り道、という時でも、
時間には余裕を持って行ってくださいね。