みなさまこんにちは!
突然ですが、皆さまは晴れ女/晴れ男ですか?
旅行に行く際、一番気になることのひとつ、それはお天気。
お天気次第で景色も大きく変化しますし、特に石垣島は飛行機や船など交通手段にも影響します。
お天気だけはどうすることもできないんですよね。。。
今回は、地元民にとってあまり馴染みがない「ローカルバス」を使って、石垣島を観光してみよう!
ということで前日から準備をしていたのですが、翌朝のお天気はあいにくの雨。
日を改めよう、とあっさり諦めモードでしたが、
いやいや、晴れるまで待ってられない観光客の方々も少なくないはず。敢えて雨の石垣島観光を
体験するのも何か発見があるかも!と考え直して予定通り出発することにしました。
以降、写真は全て雨のためにどんよりしている点はご了承ください。
反対に晴れたらこれ以上きれいなんだね、と想像しながら読んでいただければ幸いです!
1.みね屋工房でミンサーの心に触れる
2.島内随一の絶景!川平湾と周辺散策
3.南に於茂登岳、北に米原ビーチ
4.八重山ヤシと黒糖の香り
石垣島のローカルバスは「東バス(あずまバス)」一社。
バスターミナルはホテルミヤヒラのすぐお隣にあるのでとーっても便利です!
空港行きのバスも、観光バスも、全てここを出発します。
東バスの乗車券には全路線バスが1日乗り放題となる「一日フリーパス」(1,000円)と、
5日間乗り放題となる「みちくさフリーパス」(5,000円)があります。
川平湾へ行くにも片道大人720円ですので、観光するにはフリーパスがお得です。
※注意点※
ローカルバスはいずれの路線も本数が少なく、時刻表も複雑ですので、事前に下調べをしてわからなければ
バスターミナルの発券所で相談するのがベストです。
1.みね屋工房でミンサーの心に触れる
8:55 バスターミナル発(川平リゾート線)
↓
9:21 みね屋前
バスで26分、みね屋工房本店に到着です。
赤瓦の趣ある建物。
中央が販売所、向かって右奥が併設のレストラン、左が体験工房です。
八重山を代表する織物「八重山ミンサー」は1989年に国の伝統工芸品に指定され、伝統的な技術・技法を用いて
手織られる絣織物です。五つと四つの絣模様が特徴で、着物や帯だけでなく、バッグやタペストリーなど、
みね屋さんでも様々な工芸品が制作・販売されています。
たくさんの商品がありますが、どれも全て手織り。
ブルーの柄は石垣島の海をイメージしているそうです。
みね屋さんでは草木染めやはた織の体験ができるとのこと!
コースターやストラップは20分程度で完成するそうです。
体験工房内
参加する場合は事前に予約をしてくださいね。
みね屋さんを出て次の目的地へ。
2.島内随一の絶景!川平湾と周辺散策
10:01 みね屋前
↓
10:40 川平公園前
バスで39分、川平公園前に到着です。
ここから川平湾までは徒歩1分です。
何度も言いますがこの日は雨。
雨の川平湾。。。見る前からガッカリ気分でしたが、、、
おーっ
お天気が悪くてもさすがは川平湾!きれいな風景です!
雨でこの美しさだから、晴れていたらどんなにかきれいだろう。。。と想像してしまいますね。
楽しみにしていたグラスボートは諦めようかどうしようか、と考えて乗船券売り場で尋ねたところ、
「雨でも見れますよ!」と言われて、それならせっかくだから、と乗船を決意しました。
乗船するときには横殴りの雨が降ってコンディションは最悪。
記念の乗船券も一瞬でぐちゃぐちゃです。
お魚の方は。。
いたいた!こちらはゴマアイゴちゃんたち♡
そのほかにも、ニモこと「カクレクマノミ」や「ルリスズメダイ」などなど、色々なお魚がたくさん!
(撮影に難航し、ほかのお魚は上手に撮れませんでした)
ゴロゴロと、こちらはシャコガイ。
石垣ではギーラという名前でお刺身として食べられています。
コリコリした触感でとってもおいしいのですが、川平湾は「水産資源保護法」に 基づいて沖縄県が指定した「保護水面」
という区域で、採捕することは禁じられています。
少々わかりづらいですが、アオウミガメが二頭います!
川平に住むカメはアカウミガメ、アオウミガメ、タイマイの3種だそうです。
ウミガメは、陸に住んでいたカメが海に進出したもので、卵は海で生きられないので陸で産卵するそうです。
なんだか神秘的ですね~
川平湾は遊泳禁止ですので、海の中を覗きたければグラスボートに乗船してくださいね!
晴れていれば日の光がさしていっそう海がキラキラします。
また、雨や台風によって海の中がかきまぜられると、その翌日などは砂で濁って見えるそうです。
ここまでで川平での目的を果たした感じがありますが、次のバスまで時間があるので、
周辺をうろうろしてみます。
川平観音堂
こちら観音堂の由来は、石垣島と首里行き来する船の港であったことを物語っています。
川平村が観光地になるずっと前、川平湾を見下ろす小高い丘の上に建つ川平観音堂は
航行する船の安全を祈願する場所として大切にされていたのでしょうね。
集落内に一歩入ると、昔ながらの民家がずらり。
個性的なシーサーも魅力のひとつです。
小さなごはんやさんも意外と多くあるので、好みの昼食場所を探して入ってみてはいかがでしょうか。
わたしはというと、
川平公園前の交差点から見える大きなシーサーが目じるしの「おいシーサー遇(おいしーさーぐう)」。
ここでのランチを決めたのは、出発時に東バスの職員さんから
「ここのカツ丼がとってもおいしいとバスの運転手の間で人気だから食べてみて!」と勧められたからです。
最初は八重山そばでも食べようと考えていたのですが、そう言われたら食べないという選択肢はありません。
「嘉平のカツ丼+ミニそば」
メニューは全て一品あたり見開き2ページ(笑)
英語と中国語と韓国語が並んでいます。英語の説明もあり、外国人にも親切なお店だというのがわかります。
実はこのメニュー、1ページ目からお店や店主の紹介、うしろには川平の歴史など詳しく書かれています。
こちらのそばはお店の自家製。注文を受けてからゆでるので、混雑時はお客様を待たせてしまうそうです。
そんなときの時間つぶしにでもなれば、という思いでメニューを「読み物」化しているそうです。
ゆっくりじっくり読むと、店主の人柄や川平村のことを楽しく理解することができますよ!
カツ丼、おいしそーーーーう!!
そばも食べたかったので、ミニそばが付いててとっても嬉しいです。
カツ丼は和風だしがきいた甘めの味付けで、たまごは半熟。
東バスの運転手さんだけでなく、地元のお客様に人気のメニューだそうです。
おそばはというと、八重山そばとは全然ちがう、どちらかというと沖縄そばっぽいモチモチとした歯ごたえ。
ミニそばではなく「嘉平そば」や「ソーキそば」などを注文すると、よもぎ麺やピパーチ(島胡椒)麺など
選べるそうで、いずれも卵・保存剤・着色剤などは入れていないというこだわり。
名物は「車えびそば」。島産の車えびを贅沢に乗せた一品で、えびのだしが効いてとってもおいしいそうです。
次に来るときはそばメニューから選びたいものです。
自家製なのはそばだけではありません。
ずらっと並んだ自家製ジェラート!
こちらは店主の娘さんがお店で手作りしているそうです。
いただいたのは石垣島珊瑚焙煎コーヒーと黒じんじんのジェラート
お味は濃厚なのにお口さっぱり。
種類も豊富でどれを食べるか迷ってしまいますね!
店内には川平のお土産品も販売されていますので、ゆっくりのんびり過ごすことができます。
デザートを食べるならぜひこちらのジェラート、とってもおすすめです!
他にもカフェや雑貨屋さん、御嶽や史跡など、時間が許せば色々と回ってみたいものですね。